このCDは80年代の日本ロック史上に燦然と輝く金字塔バンド「大島渚」の名曲「カリフォルニアの青いバカ」等6曲を収録したミニアルバム(1989年)です。
全曲みうらじゅんさんの手による作詞作曲です。
実は今夏の浜名湖フォークジャンボリー開催直前に僕は私的立場で宣伝と称して「プレスリリースもどき」を東京のマスコミを中心に静岡県まで含めて郵送中心で送付していました。いわば“私設(趣味的?)HFJ勝手に応援団”みたいな立ち位置の活動です。数年前も、この方法で浜松ケーブルテレビさんと知り合うことが出来ました。
今回、途中で思いついたのは「誰か有名人をノーギャラで呼べないものかなぁ?」ということに考えが行き着きました。
吉田拓郎さんや井上陽水さんや中島みゆきさんやかぐや姫級の超大御所は無理としても、愛すべき人間で、知名度もあって色んな場所で大活躍されている面白い方で、なおかつアコギも出来る方といえば…みうらじゅんさんとかありえないと思いました。
そこで、「拝啓みうらじゅん様」って感じで手紙を書いて新宿区内の彼の所属事務所宛に送ってみました(笑)。
……………………………………………………………………………………………
前略、天才みうらじゅん様
聡明なる“みうら画伯”であれば、既にコレがコスプレ系の「イケナイ放課後制服クラブ」的な風俗店の宣伝や勧誘の類ではない残念なことには気がつかれたと思います…。
最近は「鍾乳洞探検」にマイブームのベクトルが向かっていると過日の朝日新聞紙上で知りました。
ところで、みうらじゅんファンの私は何処かのテキストで「みうらさんは、フォークジャンボリーが好きらしい」みたいなものを記憶違いでなければ読んだような記憶があります。
その場合のフォークジャンボリーは“伝説の中津川”のコトを指しているんだとは思いますが、浜名湖で良ければ…浜名湖でよろしければ…小さなフォークジャンボリーのようなモノを地元の愛好家でやってますので、来年は是非エントリーなどいかがでしょうか?
大阪万博少年世代のみうらさんにしても、私(1959年生まれの49歳です…)にしても、“遅れてきた世代”って側面もあるので、文字情報としては中津川を知ってはいても実際には開催当時(1969年~71年)は小学生だったような気もして、皮膚感覚ではリアルに体験していないだけに、ある種の憧憬があるのかもしれません。
まぁ、私たちの「浜名湖フォークジャンボリー」にしても、フォークジャンボリーなんて冠的な名前だけは勝手にいただいておりますが、当時の「音楽で世の中が変るんじゃないのか?」みたいな熱い興奮や期待とは無縁な形骸化した別物ではありますが、まぁ、この際そんな堅苦しい話はやめておきましょう!(笑)
所詮は、ゆるゆるでお気楽なローカルイベントですからね(苦笑)。
みうら先生は、これまで全国各地の奇祭を取り上げたりもしていますから、とんまつりや鍾乳洞や仏像の次は、全日本フォークジャンボリーの残滓を訪ねて、全国津々浦々の「フォークジャンボリー」や「フォーク村」を訪ねるなんて企画も期待しています。
そこから、新しい“ご当地ソング”が生まれるような気がしています。
実は朝からベスト盤的企画の「青春ノイローゼ」をヘビーローテーションで部屋で聞いています。「大島渚」や「アンダーグラウンド・サーチライ」のようにブリブリ&ギュイーンギュイーンいわせちゃうサウンドも無茶苦茶格好良くて好きなんですが、みうらさんの青春初期の時代のアコギな作品も時代の空気を感じさせてくれていいですよね。
きっと、浜名湖のステージに合うと思います(笑)。
といっても、今年のフォークジャンボリーは既にエントリーの締切も終わっていますので、「今さら何だよ?」みたいなお叱りを受けそうなのですが、私としましては来年への布石と思い、失礼を承知でお手紙申し上げました。
浜名湖フォークジャンボリーは地元在住のアマチュアのギター愛好家が中心ではありますので、みうらさんのようなプロの方にお声をかけても、交通費も含めて1円もギャラは払えない悲しいイベントですから、「そんな行事に有名な方にお声をかけてもねぇ~」と最初から諦めていましたので、連絡が本日まで遅くなってしまったわけです。
でも、みうらさんのお人柄と知恵なら、1年先のことと考えれば、番組の企画等で絡めてお仕事としてギャラはテレビ局から貰うつもりでアコースティックギターを片手に乗り込んできてくれそうな期待も1%くらいはあったりもするのも事実です。(田舎者ですから考えが甘いか?)
まっ、そんなことは置いといても、同世代が{地方で楽しくこんな風に音楽やってます}みたいなご報告でした。お騒がせいたしました。
同世代のヒーロー・みうらさんの尚一層のご活躍と楽しい話題提供を期待しています。
敬具
2008年9月5日 小池延幸(放課後倶楽部♪)
……………………………………………………………………………………………
当然のことながら、残念ながら本日に至るまでご本人様からは何のアプローチも当方にはありません(笑)。
でも、もしかすると手紙くらいはゴミ箱に捨てれる前に読んでいただけたかもしれませんし、HFJのサイトに1回くらいはアクセスして「どんなところなんやろ?」と見ていってくれたかもしれません。楽天家の僕は、そんな風に思っています(笑)。
みうらさんの場合は、「勝手に観光協会」や「勝手に御当地ソング」なんてローカル企画も持っていますから、何か「これは番組で使えるかも?」って閃いてくれると嬉しいのですが…。
無論、来年のエントリー募集時期がきたら、しつこくて嫌われようとも「今年も浜名湖フォークジャンボリーの参加募集時期がやってまいりました。今年は是非、エントリーしてみて下さい!交通費抜きのノーギャラですが…」とお手紙するつもりです(笑)。
彼には高校生時代から書きためた、なかなか良いアコギでフォークなオリジナル曲もたくさんあるんですよ。
【みうらじゅん】
http://miurajun.net/
【浜名湖フォークジャンボリー2008】
http://hamanakofolk.hp.infoseek.co.jp/
【HFJ事務局長さんの「フォークソングな日々」】
http://hfj06.hamazo.tv/