最近、何度か「龍」に出会いました。

放課後倶楽部

2024年09月03日 17:27

▼私の元記事
https://www.facebook.com/koike.nobuyuki.92/posts/pfbid0QBgomjmnNLyJFfeVv8JNnh7WAYJeh5LiqzDsJAd4jBCsVxosHY2zVShwsPywWVrrl


2020年の渋谷での渋さ知らズ恒例の新春ライヴの時かな。「お銚子組合」の広田すがこさんが龍に輪くぐりの芸でも仕込んでるのかな?

神社の横の龍蛇(りゅうだ)段階。これに神主によって命が吹き込まれると龍神になるそうです。その大きさは人との対比でもわかると思います。

4年に1度の「脚折雨乞」(すねおりあまごい)祭りで、龍神の担ぎ手の男衆が白髭神社近くの公園に集まっていました。

野外劇団・楽市楽座の東京・池袋公演で大鳥神社境内に組まれた特設回転ステージ「ラフレシア」でゲストの若林美保んが披露してくれたのは、恐らく龍舞かな?

横浜寿町の夏祭りでのフリーコンサート会場で販売していた「渋さ知らズ」の30周年の手拭いにも龍のお姿がありました。

「渋さ知らズ」オーケストラの20周年の全国天幕ツアーの時に購入した帽子にも「龍」の姿がありました。

フリージャズの梁山泊のような集団「渋さ知らズ」オーケストラの舞台では、時折、こんな風に大きな龍が空中を舞うことがあり、会場は熱狂のるつぼと化していきます。龍はダンサーのペロさんの真上で彼女と遊んでるのかも

横浜中華街で見かけた龍

これも新春の横浜中華街で見かけた龍と鳳凰かな。両方とも大陸から伝わってきた空想の生き物なんだと思います。







最近、何度か「龍」に出会いました。

といっても、「猛暑のせいで、遂に小池も壊れたか?」といった類の話ではないのでご安心ください(笑)。
まっ、元々、かなり周波数が世間様とはズレまくっていますので、変なのは今に始まったわけでもないので、あまり心配もされていないとは思いますしね(笑)

最初は本年8月4日(日)に埼玉県で8年ぶりに開催された「脚折雨乞」(すねおりあまごい)祭り見物でした。揃いの法被に「龍」の文字を背負った約3百人の男衆が全長40メートル近い龍神を担いで練り歩くものでした。

続いて8月12日(月)の夜は、夫婦2人で北海道から沖縄まで1年を費やし旅公演を15年も続けいてる『野外劇団 楽市楽座』の東京池袋公演の幕間で登場されたダンサー若林美保さんによるノンストップの龍舞の演目でした。カサカサ、サッーと静かな音を立てて空中を舞うのは確かに龍でした。

8月14日(水)は、第43回「横浜寿町フリーコンサート」にフリージャズ集団『渋さ知らズ』オーケストラの見物に出かけました。その“渋さ”の物販で吊るされていた見本の手拭いには「龍」がいました(笑)。

そういえば結成20周年の記念アルバムとして2010年にリリースされた『渋夜旅』のジャケットにも「龍」はいましたっけね。
そもそも彼らの祝祭的な空間には、しばしば銀色の巨大な「龍」が登場しますよね。
結成30周年の全国ツアー“天幕渋さ”会場で女房が購入した通称渋さ帽子のサイド部分にも銀色の刺繍で龍の姿がありました。何故か“渋さ”には龍のイメージもつきまといます。

そんなわけで、連続的に訪問先で不思議と龍の姿に出くわした夏でした。
横浜中華街を歩いているとわかりますが、そこでは「龍」はそこかしこで出会う生き物のひとつだと思います。
大前提として、龍は大陸や半島経由による輸入文化のひとつだと思います。
龍に関しても日本は中国の文化圏にありました。西洋の「ドラゴン」とはちょっと捉え方が違いますよね。
漢字文化や仏教も大陸や朝鮮半島経由で輸入されたと考えられます。麒麟(きりん)、鳳凰(ほうおう)といった空想の動物も同じ経路で輸入された信仰や文化だと思います。
しかしながら、その日本に於いても、龍は威厳や力を表す特別な聖獣でした。

古代中国に於いては、まず蛇への信仰があったと思います。蛇への信仰は世界共通です。
縄文土器にも少数ながら蛇を具象化した装飾が見て取れる例があるといいます。
農耕文化が誕生し、やがて蛇が干ばつの負のイメージとなり、龍が水や雨と結びついて、雷雲や嵐を呼び大地に雨をもたらす者として豊穣のイメージとなっていく過程ってのがどこかで誕生したんだとは思います。

最近、発生数が増えた竜巻も本来は龍が天空へ飛翔する姿なんでしょうしね。
神話の世界では、諱(いみな)を彦火火出見(ひこほほでみ)とする神武天皇は龍の腹から生まれたとされますし、
八岐大蛇(ヤマタノオロチ)や民話に登場する竜宮城伝説も龍と結びついている気がします。
そこに何か横たわるものがあるのでしょう。

先日、他界された松岡正剛さんがある書籍に関連して以下のような中国文化と龍の結びつきを記していました。さすが知の巨人です。

▼『松岡正剛の千夜千冊』 
1675夜 2018年5月16日付
『クジラの文化、竜の文明 日中比較文化論』
大沢昇著/集広舎 2015
https://1000ya.isis.ne.jp/1675.html

≪たしかに中国は竜の国である。しばしば皇帝は「竜の化身」と言われ、皇帝が着る服は「竜袍」とされてきた。中国の最初の王朝の「夏」は朝廷で二匹の竜を飼っていたと司馬遷は書いた。夏王朝では竜がトーテムだったのである。秦の始皇帝も「祖龍」と呼ばれた。漢の劉邦には龍が母に覆いかぶさって生まれたという伝承がある。紫禁城はいまもって竜だらけだ。
 風土からしても竜(龍)だろう。中国全土には龍脈が這いまわっていて、風水用語ではその各所に龍穴が穿たれ、竜脳・分竜・起竜・注竜たちが伏している。崑崙山にそうした竜たちの竜源があるという伝説はいまなお流布している。中国は大地まるごとが龍なのだ。龍の頭上に「博山」という肉の盛り上がりがあり、そこに「尺水」という水が湛えられているというのも、風水からの転用だった。
 中国にとって龍は霊獣である。とくにそれぞれの足に五爪があるのが尊ばれた。漢民族のアイデンティティを「龍的傳人」(竜の子孫)と言うこともある。中野美代子の『龍の住むランドスケープ』(福武書店)がもっと詳しいことを案内しているし、龍がどのように殷周青銅器の文様や甲骨象形文字の図像になってきたかということについては、林巳奈夫の『龍の話』(中公新書)が詳しい。≫

昨今は鶴見俊介、梅原猛、加藤周一、吉本隆明、立花隆、大江健三郎、平岡正明といった僕からみたら知性を感じさせてくれた方々が続々と鬼籍に入ってしまい、遂に松岡正剛さんまでという感じで寂しい気がしますというか、日本の健全な知性はどこへ向かうのかと心配になります。
我が家での最後の希望は高橋源一郎先生とヤマザキマリさんと内田樹さんあたりですかね。

▼「脚折雨乞(すねおりあまごい)」2024/埼玉県鶴ヶ島市
https://www.city.tsurugashima.lg.jp/page/page003253.html

▼野外劇団 楽市楽座
http://yagai-rakuichi.main.jp/
https://www.facebook.com/yagairakuichi/
▼若林美保オフィシャルブログ
https://www.diamondblog.jp/official/wakamiho/

▼第43回・横浜寿町フリーコンサート
https://kotobukifree.jimdofree.com/
▼「渋さ知らズ」オーケストラ
https://plankton.co.jp/shibusa/jp/

▼朝日新聞 2024年8月21日付
編集者・著述家の松岡正剛さん死去 80歳、「編集工学」を提唱
https://book.asahi.com/article/15395919
▼セイゴオちゃんねる 
https://seigowchannel-neo.com/
▼松岡正剛の千夜千冊
https://1000ya.isis.ne.jp/1850.html
▽松岡正剛著作集
https://seigowchannel-neo.com/jicho





















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【2023年度】
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★『ミスターバイクBG』3月号(P150~151)《不定期連載・小池が往く》(その3)掲載
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★『ミスターバイクBG』11月号(P140~141)《不定期連載・小池が往く》(その5)掲載
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【2022年度】
◎コロナツーリングバッグ公式ウェブサイト 「コロナ通信」3月30日付
https://coronasangyo.ocnk.net/news-detail/221
★『オートバイ』2022年8月号(P159)旅レポート掲載
★『オートバイ』2022年9月号(P151)旅レポート掲載
★『RIDE』2022年9月号「百騎百景」(P78)掲載
★『RIDE』2022年10月号「from Readers」(P81)掲載
★『ミスターバイクBG』10月号(P152)BG解放区掲載
★『単車倶楽部』2022年11月号・創刊5周年記念号(P26~27)「愛車物語~君が愛車である理由」登場
★『モーターサイクリスト』11月号(P128)上段写真掲載
★『RIDE』2022年11月号「from Readers」(P80)上段掲載
★『ミスターバイクBG』11月号(P177)≪不定期連載 小池が往く≫開始
★『オートバイ』2022年12月号(P144)旅レポート掲載
★『RIDE』2022年12月号「from Readers」(P80下段~81上段)掲載
◎WEB 『Mr.Bike』ニュース(2022年11月28日付) レポート:小池延幸
ヨコハマで100台のバイクが哀悼の咆哮をした日。変わらないのがケンタウロス流
https://mr-bike.jp/mb/archives/34432
◎ミスター・バイクby東京エディターズ 11月28日付
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【2021年度】
★『単車倶楽部』2021年4月号(P94上段)投稿掲載 
◎『ストリートバイカーズ』オフィシャルサイト 2021年5月12日付
https://sutobai.com/blog/15495/
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1546406972222411&id=175003892696066

【2020年度】
★『Motorcyclist』2020年1月号(P158上段)投稿掲載 
※2020年の年賀状が『RIDERS CLUB』3月号(P123)、『BikeJIN』(培倶人)3月号(P136)、『オートバイ』3月号(P137)、『RIDE』3月号(P79)、
『タンデムスタイル』3月号(P89)、『ヤングマシン』3月号(P111)、『カワサキバイクマガジン』3月号(P142)、『ミスターバイクBG』3月号(P213)計8誌掲載
◎『ストリートバイカーズ』オフィシャルサイト 2020年4月29日付
long-tour-タンクバッグ3xl-with-カワサキ-ゼファー-χ http://sutobai.com/blog/13877/
◎『シック・デザイン』オフィシャルサイト 2020年7月28日付
マスカレードページにゼファーχアップ
http://www.chicdesign.co.jp/topics/masquerade/mq06_cyoko/mq06_cyoko.html
★『単車倶楽部』2020年10月号(P21上段)投稿掲載
★『単車倶楽部』2020年11月号(P95下段)投稿掲載
★『単車倶楽部』2020年12月号(P54下段)投稿掲載

【2019年度】
★『単車倶楽部』2019年1月号 みんなのライダースVOICE 投稿掲載 P29上段
★『単車倶楽部』2019年1月号 みんなのライダースVOICE特別版 投稿掲載 P39中段
※2019年の年賀状が『タンデムスタイル』3月号(P71)、『単車倶楽部』3月号(P87)、『BikeJIN』(培倶人)3月号(P123)、『カワサキバイクマガジン』3月号(P140)、『オートバイ』3月号(P145)、『RIDE』3月号(P79)、『ミスターバイクBG』3月号(P152)計7誌掲載
★『単車倶楽部』2019年4月号 特集/ツーリングの楽しいコト100 
P19下段 投稿掲載
★『ミスターバイクBG』2019年4月号 P182~183投稿掲載
★『タンデムスタイル』2019年5月号(P61上段)投稿掲載
★『ライダースクラブ』2019年5月号(P179)投稿掲載
★『BikeJIN』2019年5月号(P164下段)投稿掲載
★『単車倶楽部』2019年6月号(P62下段)投稿掲載
★『タンデムスタイル』2019年6月号(P71中段)投稿掲載
★『ライダースクラブ』2019年6月号(P139)投稿掲載
★『ミスターバイクBG』2019年6月号(P183上段)投稿掲載
★『単車倶楽部』2019年7月号(P56上段/P66下段)投稿掲載
★オートバイ別冊付録『RIDE』2019年7月号(P77上段)投稿掲載
★『カワサキバイクマガジン』2019年7月号(P99下段)投稿掲載 
★『ミスターバイクBG』2019年7月号(P182下段)「小池劇場」として掲載
★『単車倶楽部』2019年8月号(P14下段)投稿掲載&同号P24、P26にも誌面登場
★『オートバイ』2019年8月号(P161左下)「ツーのさかな」投稿掲載
★『ガールズバイカー』2019年8月号(P101下段)投稿掲載
★『ミスターバイクBG』2019年8月号(P182上段)「小池劇場」掲載
★『モーターサイクリストCLASSIC』2019年8月号(P118~119下段)投稿掲載
★『モトツーリング』2019年9月号(P118)下段投稿掲載
★『ミスターバイクBG』2019年9月号(P183)「小池劇場」掲載
★『ガールズバイカー』2019年10月号(P95左上)投稿掲載
★オートバイ別冊付録『RIDE』2019年10月号(P78中段)投稿掲載
★『ミスターバイクBG』2019年10月号(P183上段)「小池劇場」掲載
★『タンデムスタイル』2019年11月号(P62上段)投稿掲載
★『単車倶楽部』2019年11月号(P62中段)投稿掲載
★『オートバイ』2019年11月号(P179右)「たびのきろく旅ログ」投稿掲載
★オートバイ別冊付録『RIDE』2019年11月号(P78~79)投稿掲載
★『ミスターバイクBG』2019年11月号(P182上段)「小池劇場」掲載
★『単車倶楽部』2019年12月号(P58上段右)投稿掲載
★『オートバイ』2019年12月号(P163右)「たびのきろく旅ログ」投稿掲載
★オートバイ別冊付録『RIDE』2019年12月号(P80~81)投稿掲載

【2018年度】
※2018年の年賀状が『オートバイ』『カワサキバイクマガジン』『ロードライダー』『Bike JIN』(培倶人) 『ヤングマシン』『ミスターバイクBG』『バイカーズステーション』『OutRider』8誌の3~4月号の読者ページに掲載
★『単車倶楽部』Vol.4(2018年5月号 月刊化第1号  P94~P97寄稿掲載
★『道楽』No.23(2018年4月16日発売最終号)特集『道楽キャンプ 愛すべき残党達よ!』P23下段にトピック登場
★『単車倶楽部』2018年6月号 キャンプツーリング特集P25寄稿掲載
★『単車倶楽部』2018年7月号 読者投稿みんなの伊豆VOICE P25
★『MCクラシック』誌 Vol.05(2018年6月号)P139~140 読者の声TALKS投稿掲載
★『ガールズバイカー』2018年8月号 P26 最下段にVTR女房チョコさん登場
★隔月誌『昭和40年男』S40ニュース採用 2018年7月14日付
タメ年が作った「コンテナハウス」に憧れる!
https://www.s40otoko.com/archives/49403
★『単車倶楽部』2018年9月号 みんなのライダースVOICE 投稿掲載P33下段
★『単車倶楽部』2018年10月号 みんなのライダースVOICE 投稿掲載P63上段
★『エンシュージアスト』創刊第2号 2018年8月25日発行 寄稿掲載 P54下段

【2017年度】
★『道楽』No.16(2017年2月16日発売号)P100 「みちコラム」寄稿
★『カワサキバイクマガジン』vol.127(2017年9月号) P113投稿再掲
★『R★B』(レッドバロンマガジン)vol.24(2017年秋号)P22
「走れ!プロフェッショナル」特写記事掲載

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