世の中は大量消費の時代でした。
音楽だって大量に生産され、次々と消費されていっちゃったわけです。
それは基本的に今も変わらないような気がしています。
書籍もCDもメガヒットが数的に生まれない状況では、逆に年間の発行点数やリリース数が増大しているような気がします。
そんな中で40年近く、みんなの心に生き続けていく楽曲があるんです。
「ステージ101」は1970年1月から1974年3月までNHKで放映された番組ですが、僕が見始めたのは、「にくい太陽」や「怪獣のバラード」が新曲で登場していた頃ですから中学1年生だった1972年頃のことだと思います。
調べていくと、当時は東芝、SONY、トリオ、キャニオンから計25枚ものアルバムがリリースされていました。番組の人気を伺わせる数字だと思います。
番組からは数々のオリジナルソングが生まれました。
正確な数字ではないかもしれませんが、数えてみたら34曲はありました。
「涙をこえて」、「若い旅」、「人生すばらしきドラマ」、「しあわせの限界」、「怪獣のバラード」、「のんびり」、「にくい太陽」、「愛の限界」、「君のコスモス」、「荷馬車にゆられて」しかりしかりです。
また、東海林修さんのアレンジで洋楽を時には日本語歌詞で紹介してくれたのも馴染みやすくて新鮮でした。英語歌詞でしたが、ワカとヒロの「アメリカン・パイ」のギター弾き語りの演奏シーンは今でもはっきり記憶しているくらいです。一般家庭に録画機器など普及していない時代ですから、画面に食い入るように見つめていたんだと思います。
「涙をこえて」(1969年)がシング・アウトの曲として“合歓(ねむ)の里”で世に出て来年で40年目を迎えます。
これは演奏する機会があるかどうかは別にしても、個人的にも思い入れのある懐かしい曲だけに、なんとか練習だけはして備えておきたい1曲です。
“音取り師匠”のマミちゃんのレポートと秋の学園祭が終わったら、冬休みにでも土下座して「ベースの譜面起こして!」と、またお願いしてみるかな(笑)。
この2枚組CDは「ステージ101ベスト」(2001年?)です。
【YouTube/涙をこえて】
http://jp.youtube.com/watch?v=Gcszzopka_k
【「ヤング101」資料関連サイト】
http://www4.airnet.ne.jp/stage101/
【合歓(ねむ)ポピュラーフェスティバル】
http://www.yamaha-mf.or.jp/history/e-history/nemu_pf/index.html
【浜名湖フォークジャンボリー2008】
http://hamanakofolk.hp.infoseek.co.jp/
【HFJ事務局長さんの「フォークソングな日々」】
http://hfj06.hamazo.tv/e1471959.html