全国で７万名近い方が参加された先日の脱原発アクションでしたが、浜松の取り組みも「週刊金曜日」で紹介されていましたよん♪(^.^)
硬派ジャーナリズム故に発行部数が数万部と思われる同誌ですから、なかなか書店店頭でも見当たらないことも多いので、その巻頭記事をコピペしておきます♪
地方自治体のトップの方の中にも続々と段階的な「脱原発」路線を打ち出す方も出てきました。
次は９月１９日に東京・明治公園でミュージシャンの坂本龍一さんやノーベル文学賞作家・大江健三郎さん呼びかけの５万名規模の集会とデモが予定されていたり、１０００万人署名もスタートしたそうです。
政府・経産省は相変わらず原発の再稼働を求めていますから、まだまだ頑張って声を挙げていかないとヤバいよね。
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※「週刊金曜日」～金曜アンテナ
http://www.kinyobi.co.jp/backnum/antenna/antenna_kiji.php?no=2114
脱原発100万人アクション
北から南まで「全国がつながった」（2011/6/17）
東京電力・福島第一原発事故からちょうど三カ月の六月一一日、運転中の原発停止や建設計画の中止を求める「6・11脱原発100万人アクション」が行なわれ、国内外でデモや集会が実施された。
アクションが行なわれたのは北海道の釧路から沖縄の西表島まで国内一〇九カ所と、フランスや米国、台湾など海外一七カ所。その前後の日程で行なわれたアクションも加えると、全世界で一六〇以上にのぼった。
放射能の放出が続く中、不安な暮らしを強いられている福島県郡山市では「6・11原発いらね!郡山パレード」を実施。現在も毎時一・四マイクロシーベルト前後の空間線量があるため、妊婦や子どもの参加は不可という厳しい環境にもかかわらず、約二〇〇人が参加した。参加者には防護服などを身につけた一団もあり、「ノーモア・フクシマ」「ふる里をかえせ!」などと書かれたプラカードを手に小雨の中を歩いた。
また福島市内では、二〇ミリシーベルト問題などを取り組んできた「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」が主催した「お母さんの『わたしの主張』6・11in 福島」を開催。五〇人ほどが参加した。
イベントではまず二〇人以上の参加者が、子どもの健康被害についてや避難を決めた思いなど、それぞれ三カ月間感じたことを語り合った。中には「行政から適切な情報提供が行なわれないため、高い放射線量が放出されていた時、知らずにより高い地域に子どもを連れて行ってしまった」と涙ながらに語る母親の姿もあった。
横浜や名古屋などからも子育て中の主婦などが、地域で集めた福島へのメッセージを持って駆けつけた。木の葉を象った用紙に書かれたメッセージはすでに三〇〇近く集まっており、三本の木のモニュメントが完成したという。「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の医療班として活動している丸森あやさんは「お互いの繋がりを確認できた。全国からもっと多くのメッセージを集め、六月二六日に企画している福島市のパレードで森を作りたい」と話す。
放射能低減策や避難対策が十分に行なわれていない中、北海道や沖縄、九州、関西などに、福島県などから自主避難する人が増えている。今回のデモにはこうした「避難者の参加」が目についた。
ユニークなデモが行なわれたのは沖縄。「那覇こどもパレード『げんぱつまちがいせんげん』」は、子どもたちがメガホンを持ち「原発いらない」とシュプレヒコールをあげるかわいらしいデモとなった。沖縄に原発はないものの、東北や関東から放射能から逃れるために子連れで避難している人が多数参加した。
また、一二〇〇人が集まった福岡サウンドデモでも、福島から避難してきた父親がスピーチし「安全な空気、食べ物、安全な水。それだけで、子どもたちをこちらに来させて良かった」「福岡は東北から見ると遠いが、遠くから発信する意義はある。こうした活動を続けてほしい」と訴えた。
福岡のデモは、九州電力本店前で座り込みをしている市民グループやミュージシャンが中心となり企画。音楽を流したり、太鼓やマラカスを鳴らしながら、現在、九州電力が定期検査のために停止している玄海原発二基の再稼働をしないよう声をあげた。
一方、北海道では札幌だけでなく江別、旭川、函館、伊達、釧路、上士幌、長万部の計八カ所でデモやイベントが開催された。どこも、「なのはなウォーク」や「のんびりウォーク」と銘打ち、ゆったりとしたデモを企画。札幌でも、「よさこいソーラン」の日程とぶつかり、大通公園などの中心街が使えないことから、市街から少し離れた円山公園を起点に、「ピクニックデモ」を敢行。およそ二〇〇人が参加し、「プルサーマルをやめろ。泊原発を止めろ。子どもたちを守れ」と声をあげた。
原発がある地域でデモが行なわれたのは茨城、福井、静岡、新潟、愛媛。浜岡原発に近い浜松市では、「やめまい!原発・浜松ウォーク」が行なわれ、子ども連れの若い夫婦から年配者まで約二〇〇人が参加した。参加者の一人は「浜岡が止まったのは一歩前進。だけど、福島四号機のように使用済み燃料プールも心配。絶対廃炉にしてほしい」と訴えた。
デモは都心部に一極集中しがちだが、この日の東京では、都心部だけでなく小金井や国立などの市部や、神奈川、埼玉、千葉などそれぞれの地域で独自のデモが企画された。また都心でも、芝公園と代々木、新宿の三カ所でそれぞれ趣向の異なるデモが開催された。
原水爆禁止日本国民会議や日本消費者連盟など、長年反原発運動を展開してきた市民グループは、芝公園を起点にしたデモを開催。六〇〇〇人が参加した。福島県から貸し切りバスを使って上京した県教組のメンバーなど四〇人も合流。また、デモに先立って行なわれた集会では、青森県の大間原発の建設差し止め訴訟原告で、大間・あさこハウスの小笠原厚子さんもスピーチし、「大間原発は原子炉は取り付けられたが、燃料棒はまだ入っていない。放射性物質を入れさせないよう一緒に声をあげてほしい」と訴えた。
一方、家族連れが多く参加したのは、代々木公園のエネルギーシフトパレード。若者や子どもの参加も多く、菜の花や思い思いのプラカードを持って渋谷・原宿をパレードした。集会では、C・W・ニコルさんや田中優さんが、「原発はコストが安いと宣伝されていたが、実際はコストが高い」などと話し、原発をやめ、自然エネルギーへシフトするよう訴えた。
三台の派手なサウンドカーに、防護服を身にまとったドラム部隊やチンドン屋。新宿のデモは、四月一〇日に「高円寺脱原発デモ!」で一万人以上の参加者を集めた「素人の乱」が主催した。新宿中央公園を起点に約二万人が参加。コスプレした女性や音楽を演奏する人など、思い思いの出立ち、表現方法で新宿の街を練り歩いた。
それぞれの場で、思い思いの脱原発アクションをするという、ゆるやかなネットワークによって実現した今回の「脱原発100万人アクション」だが、複数の団体が共同で行なった試みがある。それが、午後六時に新宿東口アルタ前に集結する合同アクションだ。
夕方五時すぎから、都内や首都圏でデモを終えた人がアルタ前に続々集結。風船やプラカードなどを手にした人たちが、サウンドカーの歌や太鼓などに合わせて、「原発いらない」と合唱し、新宿駅前は、屋外での音楽フェスティバルさながらの盛り上がりを見せた。
ピークに達した午後七時半すぎ。これまで音楽を演奏してきたサウンドカーの上から、アルタの壁にプロジェクターで文字を投影。「稼働中の原発の停止」など、政府に対する五つの要求を映し出すパフォーマンスも行なわれ、参加者をあっと言わせた。
郡山から新幹線で東京に駆けつけた高校教師の佐藤天伎子さんは、デモ初参加。「すごいドキドキしたけど、アルタ前の熱気にウルウルした」と話す。原発事故を自分のこととして捉えている若い人が多いことに感激する一方で、福島県では諦めている人があまりにも多いと逆に危機感を覚えたという。
「脱原発100万人アクション」を呼びかけた一人、「みどりの未来」の宮部彰さんは「全国、北海道から小笠原、与那国まで、いろいろな人が声を上げてくれたのは嬉しかった。全国がつながったという思いは予想以上で、大きな一歩。しかし、本気で脱原発を実現するには、次が大切だ」と強調する。
各地で行なわれたデモの様子は、IWJやOurPlanetTVなどの呼びかけによって各地でインターネット中継され、六〇以上のアクションが動画配信された。
白石草・ OurPlanetTV
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※週刊金曜日
http://www.kinyobi.co.jp/
※『6.11 脱原発100万人アクション』公式サイト】
http://nonukes.jp/wordpress/?p=54
※【「6.11脱原発 世界同時100万人アクションin浜松」サイト】
http://rcsuccession.hamazo.tv/
※「ハママツ１５」
http://www16.ocn.ne.jp/~pacohama/no11/1106yamemaihama.html
※「さようなら原発 １０００万人アクション」ホームページ
http://www.peace-forum.com/no_nukes/
※脱原発を実現し、自然エネルギー中心の社会を求める全国署名
http://www.peace-forum.com/no_nukes/syomei/
