今だからこそ語っておいてもらいたい話でもあるかもね（笑）。
この「フォークソング〜されどわれらが日々」（週刊文春編集部）は、昨年（2007年）同誌の夏の合併号特集「青春！70年代フォーク歌手大全」を下敷きにして再構成して単行本化したもののようです。
南こうせつ、りりィ、NSP、三上寛、山崎ハコ、ビリー・バンバン、なぎら健壱、高石ともや、カルメン・マキ、シモンズ、西岡たかし、友川かずき、小室等といった、かなりバラバラな立場の13組のアーティストへのインタビュー集です。
この方々を「フォークシンガー」とひとつに括ってしまうのは無理な気もしますが、ある時代の証言者としての資格はアリアリの方々ですから最後まで軽～く面白く読めました。これで１，７００円はちょっと高過ぎると思ったけどね。
なぎら健壱さんや高石ともやさんの毒を含んだフォーク観や発言には耳の痛い大御所アーティストの方も沢山いると思われます。
商業主義や権威主義が蔓延した芸能界やレコード業界の裏話もありました。
登場するアーティストの皆さんそれぞれ今も昔も苦労されたり悩んだり、過去を引き摺る部分も見えかくれもしました。
さて、先輩方の中には本のサブタイトルに「ん？なになに？『されどわれらが日々』？どこかで聞いたようなタイトルだなぁ？ちょっと待てよ…」と敏感に反応されるケースもありませんか？
僕も本棚を漁っていたら表紙さえ消えうせた１冊の本が出てきました。
第51回（1964年）芥川賞受賞作品の「されどわれらが日々—」（柴田翔）という1963年の小説です。あの世代のバイブル的な青春小説ですよね。
しかし暗い（笑）。
日共が武装闘争路線を放棄した「六全協」後が時代背景じゃね。
山村工作隊？中核自衛隊？むむっ…。なんのこっちゃ？（笑）
【されどわれらが日々〈新装版〉】
http://www.bunshun.co.jp/book_db/7/10/20/9784167102050.shtml
【フォークソング・されどわれらが日々】
http://www.bunshun.co.jp/book_db/3/70/04/9784163700403.shtml
【NSP】
http://www.nspweb.net/
【カルメン・マキ】
http://www.carmenmaki.com/
【りりィ】
http://www.geocities.jp/lily_yoji/
【山崎ハコ】
http://www31.ocn.ne.jp/~hako/
【三上寛】
http://www2.odn.ne.jp/~aaq65470/profile%20soro.htm
【友川かずき】
http://www.interq.or.jp/www-user/kurenai/
【ビリー・バンバン】
http://www.havmercy.co.jp/bb/bb.html
【西岡たかし】
http://www.5fusen.com/
【小室等】
http://www.forlife.co.jp/komurohitoshi/
【なぎら健壱】
http://hot-milk.fuyu.gs/nagira/
【高石ともや】
http://www.geocities.jp/takaisi_tomoya/
