
※The Doors -「 Hello, I Love You」
http://www.youtube.com/watch?v=hzM71scYw0M
昨夜、不定期ながら初回2話が放映されたBSプレミアムドラマ「植物男子 ベランダー」は思わず踊りだしたくなるドアーズのご機嫌なナンバーから始まりました。
いとうせいこうさんのエッセイを原作に、アングラ劇団「発見の会」出身の田口トモロヲさんが主演とあってはもう見るしかなかったよね(笑)。
そういえば「岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説」シリーズは田口トモロヲさん演じるところの倉本見たさにことごとくDVDを借りてきて見た気がします(笑)。
味のあるドラマでした。
人気が出ればレギュラー化されるってんですから是非そうなって欲しい作品です。
育て方のうんちくや悩み相談、植物図鑑的な解説や植物に関する曲紹介まであって教養番組みたいで面白いのです。
考えてみれば小生もベランダで「水だけやってりゃ育つら♪」チックな安易な考えで育てている花もあります♪時々は肥料とかやるけどね・・・。
とにかくサボテンさえ平気で枯らす男ですからっ!(笑)
ロケ場所となっている少し古めの白タイル貼り外観のマンション最上階と思われるベランダからの眺望は恐らくCG合成かもしれないけれど画面の隅に元麻布に建つ超高級タワーマンションっぽい姿がありました。
アレが本物なら案外と東麻布界隈からの風景なのかなぁ?
※NHK BSプレミアム「植物男子 ベランダー」
http://www4.nhk.or.jp/P2788/
都会の片隅で植物を育てる孤独な男、自称ベランダー。ベランダの植物の成長に大げさなまでに一喜一憂する男の不思議なドラマ。原作いとうせいこう、主演田口トモロヲ。
≪毎日新聞:2013年10月24日≫
ドラマ:「植物男子ベランダー」 娯楽と教養ミックス、鉢植え育てる主人公−−NHK・BSプレミアムで来月
http://mainichi.jp/enta/news/20131024dde018200039000c.html
「植物男子ベランダー」−−。NHK・BSプレミアムが史上初の“植物ドラマ”に挑戦する。正義の味方のようなネーミングだが、「マンションのベランダで鉢植えを育てる男」という意味だ。草食系とも違うという。一体どんな物語なのか。撮影現場を訪ねた。
19日午後2時半、東京都内の古びたマンションの最上階。部屋に入るとベランダでカメラマンが白と紫の花を咲かせた植物を撮影しているのが見える。他にも鉢植えがたくさん並ぶ。室内は雑誌や新聞が雑然と積み上げられ、その上にも鉢植えが置かれている。
ベランダの撮影が終わると、室内のシーンに移った。リビングで男が1人、机でノートパソコンを打っている。傍らにはオリヅルランの鉢が置かれている。
職業・フリーライター。バツイチの独り身。ベランダーとなったきっかけは、母からもらったオリヅルランだった−−。ベランダー役の田口トモロヲが植物にまつわる日々の出来事をブログにつづりながら、独白する形で番組は進む。
植物をめでるというと心優しい人だと思われやすいが、世話はいいかげん。庭いじりする優雅なガーデナーに対抗し、都会のベランダでたばこを吸いながら意地を張って独りで毎日水をやる、ちょっと偏屈な男だ。
ベランダで最初に見た花はブラジル原産のシャコバサボテンだった。ドラマではいっこうに開花せず気になったベランダーが、何とかして咲かせようとのめり込む。なじみの生花店で働く女性に淡い恋心も抱く。合間には「カメムシの大量発生に困っている」といった植物の悩みに博士のキャラクターが答えたり、擬人化された珍しい植物が自らの特徴を語ったりと専門的な知識が得られるミニコーナーもある。
制作したNHKエンタープライズの川崎直子プロデューサーによると「植物の栽培に振り回される姿が新鮮。今まで見落とされていたジャンル」。娯楽と教養が合わさった不思議なドラマになるという。来春のレギュラー化を目指し、BSプレミアムで11月4日午後11時15分と、19日午後10時半に1話ずつ放送する。
原作は2004年に文庫にまとめられた、いとうせいこうのエッセー「ボタニカル・ライフ 植物生活」。ベランダーの境遇や植物にはまるきっかけは、執筆時のいとうの状況がそのままモデルになっている。生花店員やマンションの隣人などドラマオリジナルの登場人物もいる。
※エンタ魂:ドラマ「植物男子 ベランダー」NHK BSプレミアム 不定期放送
http://www.ent-mabui.jp/program/4415
数十万年の長きにわたって植物とともに生きてきた人類。どんなに都会的な生活を欲しても、我々は植物なしでは本当の癒やしを得ることはできない。そして彼らが光合成し、炭水化物や酸素を供給してくれなければ生きてゆくことすらできない。そんな我々の生命を握る植物たちともっと向き合おうではないか!
この番組は、ありきたりの園芸番組や植物礼賛の番組ではない。植物と人間との間に繰り広げられる、楽しくてやがて哀しき無限の物語を「ベランダ」という限定空間からお届けする新感覚の植物番組。
いとうせいこう氏がベランダでの植物生活をコミカルに綴ったエッセイ「ボタニカル・ライフ」が原作。バツイチ中年植物好き男子、自称「ベランダー」と植物との間に交わされる愛と涙の奮闘物語。バラ、ベゴニア、アロエ…。買えども買えども枯らすばかりでベランダは死屍累々! それでも男は、いやおうなく植物の美しくも妖しい魔力に引き込まれていくのだった…。
植物を育てる男の修行のような日々、咲いたり枯れたりの大げさな一喜一憂を、妄想過多のモノローグをベースにドラマ化する。
番組は、毎回ふたつのエピソードからなるオムニバス。そのドラマを軸に、植物にまつわる風変わりな情報コーナーが随所に登場。
見どころは…
●全編ほぼ自宅マンションとベランダで展開するワンシチュエーション・ドラマ
●全編ほぼ台詞なし(モノローグ)、一人芝居で進行する俳優の表現力
●植物の神秘性や生育法・悩み解決などを斬新な演出で見せる情報コーナー
登場人物:
田口トモロヲ:ベランダー/自分勝手でいい加減な感覚で植物を育てているバツイチ中年男
波瑠:花屋の店員/ベランダ―がよく訪れる花屋の女性:
※Jcastテレビウォッチ:マンションのベランダに生きる「ベランダー」!いとうせいこう原作の植物栽培ドラマ
【植物男子 ベランダー「ボタニカル・ハードボイルド」】 BSプレミアム 11月04日(月) 23:15 ~23:44
http://www.j-cast.com/tv/2013/11/02187797.html
いとうせいこうのエッセイ「ボタニカル・ライフ―植物生活」(新潮社)を原作にして、植物と田口トモロヲ演じる中年「ベランダー」との関係をドラマで描く。バラ、ベゴニア、アロエ…いい加減に育てるから買うたびに枯らしてしまう。ベランダは枯草だらけだが、植物への思いは止まらない。
ドラマの舞台はほぼマンションとベランダだけで、セリフのない一人芝居になる。花が咲かないシャコバサボテンには、日照時間を減らす「短日処理」が必要だった。遮光用の段ボール箱を付け、まるで「段ボールの上げ下げをするマシン」と化していく。やっとつぼみが開いたとき彼は段ボールを引き裂いて達成感を覚える。
アボカドは果肉より種の方が大きく、「種に金を払っている」と言える。もったいないと感じた彼は、枯れ葉だらけの「死者の土」に植えるが芽を出さない。種の両端に爪楊枝を刺して、水入りのコップへ入れたほうが発芽しやすいというが、「キリストのはりつけ」みたいなことはできないと、かたくなに「死者の土」へ埋め続け――やっと1か月後に目を出したとき、彼は生命の営みを感じるのだった。
※「ボタニカル・ライフ―植物生活―」いとうせいこう著:新潮文庫
http://www.shinchosha.co.jp/book/125014/