
おっちょこちょいな性格なので慌てて物を落すことが多い。
今回は「ピック入れ」を用意して携帯ストラップで首から下げていました。
子供の時に小銭入れをなくさないように首からヒモで吊るしていたのと同じです。
6枚くらい入るし、ベースギターにも2枚くらい挟みこんでいたのでこれなら一安
心でした。練習の度にまた1枚また1枚と紛失するなんてザラでしたもんね(苦笑)。
どうも1枚百円くらいのものだと「なくしてもまた買えばいいや」っていい加減な
気持ちになっちゃうのかな?
子供の頃は百円だって貴重なものだったから大事にしてたけどね。
高校時代に初めて手にしたピックがフェンダーの「三角形」のデカイ奴だったこ
ともあって今も手に馴染むのは巨大な三角形のベース用ピック。
ところが、俗に「おむすび」型とか「ティアドロップ」型のソレと比べると品薄
なんだよね。今回の池袋の楽器屋3軒をハシゴしたけど「三角形」は1枚も店頭に
は置いてなかったよね。需要というか使う人も少ないんだろうな。
だから入荷直後を発見するとまとめて5枚とか10枚くらい買って帰ってきます。
最近は渋谷の楽器街でゲットした“滑り止め”のついた白い奴を好んで使用して
います。余談ですが、この「三角形」ピックをブラック・マジック・ウーマンや
哀愁のヨーロッパのヒットで知られるギタリスト、カルロス・サンタナ氏が愛用
していると知り「世の中には変わった人もいるんだ」と少しだけ安心しました。
実は不器用な僕は普通のベース弾きの方が奏法として用いている右手人指し指と
中指を交互に使う「ツーフィンガー」なんて格好良い弾き方は悲しいことに出来
ないんですよね。ただでさえ怪しいリズムがますます乱れてしまうわけです。
センスよりは練習量とか血のにじむような努力の差なのかもしれませんが…。
かといって親指で弦を叩くような「チョッパー奏法」(スラップ)なんて派手なプ
レイは「やり方も加減もよくわからん!」始末で、ピック奏法にしても「オルタ
ネイトピッキング」なんてことさえもアップ・ピッキングなんて器用なことが出
来ないのでダウン・ピッキング専門というのが実際です。(#^_^#)
それじゃ、どうやってごまかしながら弾いているのかと問われると親指1本での
俗に「(いかりや)長介弾き」と笑われてしまうソレです。
今回も1曲目の「ひとりぼっちの部屋」(高木麻早)はソレでした。
2曲目も途中まで「ちょ〜すけ弾き」していて途中で気がついて慌てて弦に挟ん
でおいたピックに持ち帰る始末。そもそも転調が面倒で「カポ」をつけて弾いて
いる唯一無比のダメなお方が僕です。
そんな全国1ダメな「ベース持ち(ベース弾きとはちょっと…)」です。
でも、そんな僕でも仲間の助けや皆さんの笑顔があれば調子こいて、あんな大き
くて素敵な場にシャシャリ出ちゃうわけなんです。
教本や音楽の先生の教える通りじゃなくっても、アマチュアの立場なら、友達の
前でなら、自分が楽しめるなら、こんな僕みたいなレベルでも演奏は可能だと思
います。周りの上手な人にコツさえ教えてもらえれば上達も早いんだと思います。
だから、フォークジャンボリーのステージに触れて「いいなぁ〜。俺(私)もあん
な風に弾けたらなぁ〜」と思ったら、思い立ったが吉日で臆せず挑戦してみるこ
とをお薦めします。
僕も2年前は客席で指をくわえてフォークジャンボリーの初回を見学していた1人
としてね(笑)。「いっちょ、やってみるか」と一歩踏み出す勇気があれば後はなん
とかなるものらしいですよ。今年は客席側だったけどステージさえ1年先や2年先
には目指せるのもアマチュアコンサートの良いところかもしれませんよね。
僕たちも最初はカラオケボックスにギターアンプ等の機材を持ち込みスタートし
ました。焦らず背伸びせず等身大のところから出発すればいいんだと思っていま
す。客席とステージの距離なんて案外と存在しなかったり固定化するものでもな
いと思いますよ。
もっとも僕から見たら華麗にプレイするベーシストやリードギターの方々は「天
才」です。とても人間技とは思えません。違う種類の人間を見るようで尊敬して
います。ハーモニーの美しさや美声の方にも頭はあがりませんけどね。へへっ。
目に見えないところで相当な練習を積んだものと察し敬服しちゃいます。ほんと。
もちろん天性の恵まれた才能みたいなものもあるんだと思いますよね。うむ。
放課後倶楽部♪のメンバーにしてもリードギター担当のSHINGO君を除けば他の
3人はギターを部屋で手にするのも高校や大学以来のことでした。西尾君などは
実家の納屋から埃を被ったギターケースを探してきて「これ、まだ使えるのかな
ぁ?」と恐る恐るケースを開けたそうです。
リードギターにこだわらずコードストロークでジャカジャカやっていたのが誰でも
最初ですから“じゃかじゃか”路線だっていいと思います。