植木等さんの衝撃の初期作品

植木等さんの衝撃の初期作品


昨日は借りてきていた「ニッポン無責任時代」と「ニッポン無責任野郎」の2本を一挙に観て
いました。
小学館から出ていた「植木等伝・わかっちゃいるけど、やめられない」(戸井十月)の読後に
触発されてのことです。
CGではない昭和30年代の都電の風景や東京の街並みなどは今となっては貴重な映像
資料かもね。
テレビでくだらないバラエティー番組を観ているより、こっちの映画の方が格段に面白かっ
たですわ。
テンポもいいし、とにかく植木さんのいい加減ぶりには観ているコッチが画面の前で「大丈
夫か?それはいくら考えてもヤバいだろう?」とハラハラさせられました。
植木さんは立派な芸人だけど、今のテレビに一体何人の芸人がいるのか疑問だよな。

敵対的企業買収を巡るドタバタや、次期社長の椅子を巡っての常務派と専務派の社内派
閥抗争といった設定は、この映画から40年以上も経た今のニッポンの会社社会、サラリーマ
ン社会と基本的に変わっていない事実に笑えました。
後のモーレツ・サラリーマンタイプの植木さんとは違う、かなりいやらしいキャラで無茶苦茶
な平等、源等役も僕には新鮮でした。

銀座や有楽町、新橋と思われる界隈にもJAZZが溢れていました。
JAZZのクラブなどは、もしもセットでなく実際の店を使用してのロケだとすれば、その時代の
空気ってのも少しわかる気がしました。建物の内装も洒落ていたしね。
銀座はJAZZが昔から似合う街なんだろうな。
クレージーキャッツの面々も戦後の空前のジャズブームを経ているわけですしね。


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