マイブーム岡本太郎?(その3)

マイブーム岡本太郎?(その3)


「出たな妖怪!」って感じですが、俗称“ラーメン頭”か“鳥の巣頭”の小池っす!(笑)
岡本太郎記念館の各所で、こんなことばかりやってポーズ取っては遊んでいたので、お客さんたちの失笑を買っていました。

昨年のこの季節は、学校同窓会イベント「波濤に集う」の企画と準備やら記念誌の巻頭エッセイの執筆作業に追われて正に「青春ノイローゼ」状態でした。
岡本太郎さんの「芸術と青春」を読んだり、我が“青春の巨匠”みうらじゅん画伯に傾倒しながら、彼の著作をむさぼり読んでいた気がします(笑)。
マイブーム岡本太郎?(その3)


学校行事から解放された今年の秋は、来年度の「浜名湖フォークジャンボリー」の悪巧みをしながら、「少しは賢くならないとねっ!」とばかりに“読書と芸術と教養の秋”にしようと頑張っています!(嘘!)
最近、読みだしたのは新進気鋭の民俗学者・赤坂憲雄教授の責任編集と思われる「季刊・東北学」(東北芸術工科大学東北文化研究センター)2007年秋号です。
特集記事が岡本太郎さんだったのと、第一期「東北学」の頃から気になって時折買い求めていた論考集でした。
これが実に面白い!アカデミックなのにわかりやすい!(本当に理解しているのか?)
「岡本太郎とは何者なのか?」というテーマに鋭く切り込んでいます。
あの道化ぶりの裏の、戦後の日本を代表するユニークな思想家でもあり民族学者でもあった岡本太郎像に迫っています。

赤坂さんのことは僕の中では歴史学者・網野善彦さんの“正当なる発展的後継者”と目していたし、「東北学」という地域学が果たした役割は、後に「関東学」というジャンルも生んだと考えれば大した役割を果たしてきました。
これまでの通説だった「日本のありかた」を根底からひっくり返しかねない面白さを含んでいます。「ひとつの日本」幻想が「いくつもの日本」という姿に照射され浮かび上がろうとしています。
網野善彦さんの「東と西」論、赤坂さんの「南と北」論…秋の夜長を過ごすにはユニークで興味深い論考です。
そういえば千葉の「歴博(国立歴史民俗博物館)」に出かけたのも2年前の紅葉シーズンだったなぁ。
この施設には3回は足を運んだ記憶がありますが、歴史学と民俗学の融合を目指した研究&展示施設で、千葉県内ではTDLよりも間違いなく為になるお薦めスポットす。

おっと、明日は早朝からの仕事もあるので、せめて数時間でも仮眠しないとっ!

【「岡本太郎の見た日本」赤坂憲雄著】
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/7/0223910.html
【国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)】http://www.rekihaku.ac.jp/
【季刊「東北学」】http://www.kashiwashobo.co.jp/new_web/find/tohoku.html
【「東北学」】http://www.tssplaza.co.jp/sakuhinsha/book/jinbun/tanpin/3313.htm
【東北芸術工科大学・東北文化研究センター】http://www.tuad.ac.jp/tobunken/
【岡本太郎記念館(南青山)】http://www.taro-okamoto.or.jp/
【川崎市岡本太郎美術館】http://www.taromuseum.jp/
【岡本太郎「明日への神話」】http://www.ntv.co.jp/asunoshinwa/
【「波濤」掲示板】http://www.hatounitsudou.com/cgi/bbs.cgi


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この記事へのコメント
伊豆には、岡本太郎先生デザインの
風呂がある旅館がありますよ~。
泊まりに行きましたが最高でした!
料理も値段もよし!

それから荻窪らーめん!
えらい懐かしいです。
Posted by としみんとしみん at 2008年10月25日 15:10
岡本太郎さんの風呂桶とかですか?
なんか実用性としては乏しそうな不安もありますよね。(笑)
風呂に入っても原色の世界で妙に落ち着かなかったりとかしたりして…。

荻窪ラーメン…正直いって僕の好みではダメでした。(笑)
インスタントラーメンの方がマシというか、浜名湖FJのホテル合宿組で出かけた鷲津のラーメン屋さんの方が格段に美味しかったです。
まぁ、浜名湖FJでは汗かいて塩分を身体が欲していたとか、腹ペコだったという状況はありますが、期待外れの荻窪の老舗店でした。残念!

今日と明日は阿佐ヶ谷でジャズフェスやってるので散歩でもしながらお茶でもしてこようかなっと。
Posted by 放課後倶楽部放課後倶楽部 at 2008年10月25日 15:57
としみんさん情報の伊豆の旅館は検索してたら判明しました。

天城吉奈温泉の「さか屋」さんが、ソレみたいですね。
岡本太郎さんの湯船の写真がありました。
色も白で、予想外に普通にゆったり使いやすい風呂に見えました(笑)。

http://www.yoshina-sakaya.co.jp/taro/index.htm
Posted by 放課後倶楽部放課後倶楽部 at 2008年10月25日 17:17
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