ウーマンズ・ロック(12) 炭鉱の中のカナリア?

ウーマンズ・ロック(12) 炭鉱の中のカナリア?


ジョニ・ミッチェルを若い時には直接聴いたことはなかった気がします。
あの頬骨やゴッホみたいな自画像やカラスみたいな雰囲気が怖かったなんて話じゃないんだけどね(笑)。
馴染むようになったのは割と最近のことかもしれません。
「ミンガス」なんてアルバムに至っては、つい最近になって買った部類です(笑)。
ジャコ・パストリアス絡みでジャコの足跡を追っていたらジョニ・ミッチェルに行き着いたなんて面もありました。
「青春の光と影」にしても、ジュディ・コリンズで聴いたり、「サークル・ゲーム」にしてもバフィ・セイント・メリーで最初(高校時代)に映画「いちご白書」の主題歌として聴いたりしていたわけです。

カナダ出身のシンガー・ソングライターという意味では、後のアラニス・モリセットの大先輩でもあり、“フォークの女王”という形容でもジョーン・バエズの後継ってポジションかな?

この映画は彼女の生い立ちから、学生時代に出産して施設に預けたまま行方のわからなかった娘や孫との再会に至るまでの半生をインタビューと過去の映像や関係者(ジェイムズ・テーラー、グラハム・ナッシュ、デヴィッド・クロスビー、ハービー・ハンコック等)の証言で綴った「ジョニ・ミッチェル~ウーマン・オブ・ア・ハート・アンド・マインド」(2003年)です。歌手になる以前に芸術家を目指していた彼女故の絵画のような作詞能力や、不思議な音を奏でる独特のオリジナル・ギターコード(?)の秘密も初めて知りました。作詞的に刺激を受けたボブ・ディランについても、曲の作りの部分で批判的に分析してみせる彼女ってクールでした。ディランを酷評できるビックな人も珍しいかも(笑)。30年ぶりの娘との再会なんてプライベートな部分まで晒しちゃう開き直りも、過去との決着をつけたかったんだろうな。
それにしても恋愛沙汰の多さはダントツのナンバー1かもね。
辛いことがあって、彼女の歌が生まれたのも反面では事実のようでした。

【チェルシー・モーニング】
http://jp.youtube.com/watch?v=DXe95iTtci0&feature=related
【青春の光と影】
http://jp.youtube.com/watch?v=nLFWFhUYalw&feature=related
【サークル・ゲーム】http://jp.youtube.com/watch?v=6FcgPLCtYwM
【ジョニ・ミッチェル】http://www.jonimitchell.com/
【ジョニ・ミッチェル関連】
http://www.ongen.net/international/artist/feature/joni_mitchell/index.php
http://www3.ocn.ne.jp/~zip2000/j-mitchell.htm


同じカテゴリー(DVD(映画))の記事
孤高のお方♪
孤高のお方♪(2018-04-08 22:45)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
ウーマンズ・ロック(12) 炭鉱の中のカナリア?
    コメント(0)