自民党議員の呆れた劣化ぶり♪

自民党議員の呆れた劣化ぶり♪


「新聞をつぶせ勉強会」とは言いえて妙♪
こんな勉強会に出席して喜んでいる奴らに知的レベルでは議員資格なんて無いよね。反知性主義の蔓延ぶりはすごいね。

▼福井新聞 2015年6月27日付
【社説】「新聞をつぶせ」勉強会 「1強」自民党のおごりだ
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/editorial/74130.html

メディアに言論、報道の自由が保障されているのと同様、何人も表現の自由はある。だが国会議員や文化人が政策に都合の悪い新聞を「つぶせ」「懲らしめろ」と批判が噴出する政党の「勉強会」とは一体どういうものなのか。政治の中心にいる議員たちがこの程度の見識しか持ち合わせていないとは。あきれるより悲しい現実である。

 常軌を逸した暴言は、安倍晋三首相に近い自民党の若手議員約40人が党本部で開いた「文化芸術懇話会」の初会合で出たものだ。

 会では安全保障関連法案に対する国民の理解が進まない現状に関し、報道機関を批判する意見が相次いだ。講師として招かれた作家の百田尚樹氏は、沖縄県の地元紙が政府に批判的だとの意見に「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」、さらに「あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはずだ」とも主張したという。

 安保法案を批判する報道機関について、議員からは「マスコミを懲らしめるには広告料収入をなくせばいい」「文化人が経団連に働きかけてほしい」などの意見まで上がったという。まるで言論封殺である。

 政府、与党が強引に進める安保法案は集団的自衛権の行使容認が軸。世論調査では過半数が反対し、「憲法違反」と答えている。国民理解が深まらないのは十分な説明ができない政府、与党の責任であろう。

 米軍普天間飛行場の辺野古移設問題で県全体の激しい抵抗を受けているのは、先の大戦で本土の「捨て石」となった県民の痛みに政府が寄り添っていないからだ。それを新聞のせいにし「ぶっつぶせ」と迫る。メディア全体に対する重大な挑発、弾圧に等しい。

 百田氏は安倍首相と親しい間柄だ。首相が任命するNHK経営委員を務めていた際、東京都知事選の街頭演説で「南京大虐殺はなかった」と持論を展開。地方講演会では「日教組は日本のがん」などと耳を疑う放言を繰り返している。

 こうした歴史観や思想の持ち主であることを前提に勉強会に招いたのだろう。首相側近の加藤勝信官房副長官や荻生田光一・党総裁特別補佐も出席していた。

 安倍首相は衆院特別委で「報道が事実なら大変遺憾」と述べたものの「党ではさまざまな議論が行われる」と謝罪はしなかった。菅義偉官房長官も「憲法で表現の自由が保障されている」と距離を置く姿勢だ。

 謝罪するしないの問題ではない。問われるのは、こうした自民党議員の無責任な政治感覚と排他性、不見識である。これも「1強」のおごりと、焦りの裏返し。安倍政権下では言論への圧力が強まっており、到底容認できない。メディア批判に耐え、国民の支持を得る資質を磨き政策を高く掲げるべきだ。そうでなければ政治家たる資格はない。


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