先月の朝日新聞掲載の書評を惜しくも読み逃しちゃった方でも大丈夫♪
まだこの“とうほぐのジャンヌ・ダルク”様の笑って泣ける初のフォト・エッセイ本を買って読んでないアナタは10月16日(日)の練馬文化センターの公演会場の物販でもきっと買えると思うよ♪

▼出典:朝日新聞 著者に会いたい
[文]依田彰 [掲載]2016年09月18日
鬼うたひ 白崎映美さん
http://book.asahi.com/reviews/column/2016091800016.html
■東北さ、いい事どんと来い!
活動を休止中の老舗バンド「上々颱風(シャンシャンタイフーン)」の歌姫の一人、白崎映美さんが5年前の東日本大震災と原発事故を機に、東北愛を全開させている。
自身、山形県酒田市出身。バンド「白崎映美&東北6県ろ~るショー!!」をつくって作詞作曲も手がけ「オラ方(がた)の先祖は まづろわぬ民だ」と奇抜な衣装をまとい、歌う。芝居にも参加。災害を「無(ね)かった事(ごど)にはさせねえぞ!」とすごむ主演女優も張った。
かつて遠ざけた東北。なぜのめり込んだのか。きっかけは、震災の年の暮れに本紙文芸時評欄に載った、青森出身の木村友祐氏の小説「イサの氾濫(はんらん)」の評だった。図書館で作品を読み、コピーして友人に「見せまくった」という。
「共感しました。そこには東北コンプレックスの根拠やまつろわぬ民のいわれなど、震災後の私のもやもやした思いが全部書かれていて」。行動原理ができたのか、宣戦布告するごとく、白崎さんは一から一人で動き始めた。
初の自伝的エッセー集となる本書には、そんな近年の行動や、大火で焼け出されながらもロックスターを夢見た少女時代、人種も年齢も性別も超えて笑顔を届けた上々時代の活動など、全編「濁点の多い」庄内弁で書かれている。それは「東北に初めて誇りがもてた」証しなのか。読みだせば、飾らない人間くささにひかれ、「オラ、ちょっと訛(なま)ってますが、わりにいいヤヅです」に納得してしまう。
「私は死ぬまで大きな声で叫ぶのだ。これからも痛い思いを知っている人たち、声の小さい人たちと連帯していきたい」。10月16日に東京・練馬で公演する。記憶を風化させぬよう、「東北さ、いい事(ごど)どんと来い!」と叫ぶつもりだ。
◇
亜紀書房・2700円

さて、いよいよ10月16日(日)は東京・練馬に一大旋風が巻き起こります♪
元『上々颱風』のエミさん率いる『白崎映美&東北6県ろーるショー!!』の練馬まつりへの襲来です♪
https://www.facebook.com/events/1058966510854777/

「我が人生にバイクあり」のスローガンと硬派で知られるバイク・ライフ・マガジン『道楽』最新号(本年10月号)の特集ページ「夏と単車」の76ページを開くと今夏のMCケンタウロスの「サマーパーティー」2016の模様が見開きで報告されていました。
80年代を席巻した異能チャンチキロックバンド『上々颱風』のフロントメンバーを約30年務めてきた白崎映美さんの「サマーパーティー」への登場は、私の記憶の範囲では1998年7月26日の西伊豆・黄金崎以来でしたから実に18年ぶりだったと思います。
今回はギターの伏見蛍さんとの『東北6県ろーる小』ユニット参加でしたが、その圧倒的なパフォーマンスに並みいる猛者たちが真剣に見入っていたのが印象に残っています。
「CDとか出てるの?凄いね♪いいわ♪最高!」と私も傍らの何人かの参加者に話しかけられたので、恐らくは初めて彼女の生の歌に触れた方もいたように見受けられました。
深紅の血のような『あまはげ(なまはげ)』衣装に身を包み、時に咆哮する姿は壮絶な美しさの“荒ぶる巫女”のようでもあり、それでいてキュートな“めんこさ”を時折覗かせるのも茶目っ気豊かな彼女の魅力です。
『月夜のらくだは泣いてるだろか』(2000年リリースの『上々颱風』通算8枚目のアルバムに初収録)では聴く者を静かにハラハラと泣かせてもくれました。
この曲は1990年の「湾岸戦争」勃発時に彼女の作詞作曲で生まれた曲ですが、「3.11」東日本大震災とそれに続く未曾有の原発事故で図らずも新しい意味を持たされることになった曲ともいえます。
アン・ルイスも裸足で逃げ出すような奇抜で尖鋭的なファッションを纏(まと)い、カメルン・マキやジャニス・ジョップリンを凌駕するようなロックなドライヴのシャウト感、それでいて都はるみや渚ゆう子に比肩する歌唱力を放ち、中島みゆき並みの凄みのドスをも併せ持つボーカリストなんて一生の内でもそうそう出会えるもんじゃありません。
その意味では白崎映美なる天性のボーカリストは間違いなく当代一の“まつろわぬ歌姫”であり、猛々しさと深い慈愛が同居した稀有な存在だと言えまると思います。
ワシらから見たら、まぁ、物申す“荒ぶる巫女”さんみたいな神々しいものだな♪(笑)
そんな稀代の歌姫が、手練れのミュージシャン『東北6県ろーるショー!』を率いて「練馬まつり」(
http://www.nerima-matsuri.com/)に協賛企画で来週来襲します。
正直なところ私も練馬に10年くらい住んでいる気はしますが、「練馬まつり」なんて存在も名前も今回初めて知りました(笑)。
公演会場となる1500人収容の練馬駅北口のホールには巨大な『白崎映美&東北6県ろーるショー!』の垂れ幕だって随分と前から掛っていますから見かけた人も多いと思います。
現在、全国行脚中の『白崎映美&東北6県ろ~るショー!! 』にとっても総勢80名規模での年内最大級のお祭り騒ぎの大イベントです。
これを体験された方は不思議と活力漲り寿命が延びるって噂だよ(笑)。
日本にロックが土着したことを証明している感さえあるのが彼ら彼女らのサウンドです。
鉄馬に跨り、一風「まつろわぬバイク乗り」を標榜する皆さんであれば、このライヴは必見ですよ♪無論、バイク乗りに限った話じゃありませんけどね♪
老若男女、とにかく楽しめる内容の超エンタメ・ショーです。
『白崎映美&東北6県ろーるショー!!』の面々の先に浮かぶのは大晦日のNHK紅白の大トリかはたまた日本武道館か?
それが相応しい摩訶不思議な祝祭性溢れる天衣無縫の芸能音楽集団です。
くれぐれも練馬区民、東京都民、関八州にお住まいの方はお見逃しなくです。
10月16日(日)は練馬でお会いしましょう♪(*^_^*)v
≪詳細≫
練馬まつり協賛
日本を元気に!おまつりわっしょ~~~~~い!!
~おまつり音楽祭 in ねりま~
白崎映美&東北6県ろ~るショー!!
会場: 練馬文化センター 大ホール
日程: 2016年10月16日(日)
開場15:00 開演16:00
料金: 全席指定 一般 3,500円
子ども(3歳~高校生) 1,500円 ※2歳以下ひざ上無料
【チケット発売】7/18(月祝) AM10:00予約受付開始
◆練馬文化センター予約受付専用
TEL: 03-3948-9000 (10:00~17:00)
窓口: 練馬文化センター(※7/19(火)AM10:00より)
◆大泉学園ゆめりあホール (10:00~20:00)
http://www.neribun.or.jp/web/01_event/d_nerima.cgi?no=5501
◆プランクトン
TEL: 03-3498-2881(平日11時~19時 ※7/19(火)より)
◆イープラス
http://eplus.jp/
【出演】白崎映美&東北6県ろ~るショー!!
白崎映美(Vo.) / 小峰公子(Acc. Vo.) / 伏見蛍(G.) / 西村直樹(Ba.) / 向島ゆりこ(Vl.) / 星衛(Vc. 篠笛) / 山口とも(Dr. Per.) / 岡田修(三味線) / 江野尻知宏(Per. 和太鼓) / クラッシー(Per. 鳴り物) / カズ(Tp.) / ハラナツコ(Sax. 篠笛)
狛犬シスターズ(横山展子+佐々木潤子): 風煉ダンス AYUMI(Hoop) / 東京鹿踊 / ほか
美術・操演: 風煉ダンス
[企画制作 / 問] プランクトン TEL: 03-3498-2881
http://www.plankton.co.jp/6kenroll/
▼白崎映美&とうほぐまづりオールスターズ 1st Album『まづろわぬ民』リリース!!
https://www.youtube.com/watch?v=2aOmIdOm-74
▼白崎映美&東北6県ろ~るショー!! 「まづろわぬ民 」歌詞付
https://www.youtube.com/watch?v=9Tu3R3uwPRE
▼白崎映美&東北6県ろ~るショー!!ライブDVD緊急特報
https://www.youtube.com/watch?v=_9FrRGl4FO0
▼白崎 映美&東北6県ろ~るショー!!「実録!!夏のぜんぶのせフェスティバル -渋谷 2015-」 -Trailer-
https://www.youtube.com/watch?v=WdQtngUI7ws&list=PLOd7lrBb-uEaVmeVMjqfWb6D3Op04ZdKj&index=1
▼白崎映美 月夜のらくだは泣いてるだろうか
https://www.youtube.com/watch?v=YcC6cSfhyL8
【白崎映美&東北6 県ろ~るショー!!】とは
上々颱風(しゃんしゃんたいふ~ん)のヴォーカリストとして活動してきた白崎映美の声掛けにより、東北出身の音楽家から、東北を想う指折りのミュージシャンまで集結したバンド。東日本大震災を経て、木村友祐さんの小説「イサの氾濫」との出会いに東北人の血がたぎり、2013 年結成。2014年秋に1stアルバム『まづろわぬ民』を発表。
ロック、ジャズ、歌謡、民謡などをぶちこんだ雑食性に、東北の土着感満載のサウンド、劇団「風煉(ふうれん)ダンス」とのコラボレーションによるエンターテイメント性の高い熱いステージを展開。
東北のじっちゃん、ばばちゃ、みんなさ、いい事いっぺ来い来いどーんと来い!と、全国行脚中!
※CD 白崎映美&とうほぐまづりオールスターズ『まづろわぬ民』
http://www.galabox.jp/product/379
▼白崎映美&東北6県ろーるショー FB
https://www.facebook.com/tohogu6/
▼白崎映美オフィシャルサイト
http://www.emishirasaki.com/index.html
▼白崎映美さんのFB
https://www.facebook.com/emishirasaki?fref=ts
▼白崎映美&白ばらボーイズ 白ばらキャバレーナイトショー FB
https://www.facebook.com/shirobaraboys/
▼白崎映美fc FB
https://www.facebook.com/emisirasaki/
▼白崎映美&白ばらボーイズ 2015/08/07~08
https://www.youtube.com/watch?v=w89ZBfQhmxc
▼フォトエッセイ「鬼うたひ」白崎映美著:亜紀書房
http://www.akishobo.com/book/detail.html?id=756
東北歌姫・魂の咆哮
90年代を風靡した“異能バンド“の美人ボーカル白崎映美が、酒田で送った少女時代から東京での音楽活動、そして愛してやまない大阪・釜ヶ崎の街まで自ら足を運んで書き、また、被写体となった奇跡の一冊
伝説の無国籍ロックバンド「上々颱風」ボーカル
《白崎映美》初の自伝的フォトエッセイ
▼「イサの氾濫」木村友祐著:未來社
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624601195
荒ぶる東北の魂、濁音の炸裂
40代になりいよいよ東京での生活に行き詰まりを感じていた将司は、近ごろ頻繁に夢に出てくるようになった叔父の勇雄(イサ)について調べるため、地元八戸にむかった。どこにも居場所のなかった「荒くれ者」イサの孤独と悔しさに自身を重ね、さらに震災後の東北の悔しさをも身に乗り移らせた彼は、ついにイサとなって怒りを爆発させるのだった。第25回三島由紀夫賞候補作。
〈「埋み火」を併録〉
――おめは、生ぎでいいのせ。ニセモノだの、空っぽだの、役(やぐ)立だずだの、そんなものぁどんでもいい。人の目なんが知るが。反省もすな。身勝手でもなんでも、イヤなものはイヤど、思いっきり、叫(さが)べ、叫べ。(「イサの氾濫」)
▼演劇集団『風煉ダンス』
https://www.facebook.com/furendance/?fref=ts
▽バイク雑誌『道楽』
http://www.vibes-web.com/vibes_goods/doraku.html