都会の雑踏の中で…

都会の雑踏の中で…
人間って不思議なもので雑踏の中でも少し異なる音を選別する能力はあるようだ。
池袋を歩いていて遠くから規則正しく打ち鳴らされるかすかな太鼓のような音を
聞きました。
で、ついフラフラと夜の街に響く音のする方向へと歩を向けると、明治通り沿い
の狭い歩道上でトリオ編成のジャズを生演奏している風景に出くわしました。
子供用のようにも見える小さなドラムセットでも生音だけで数百メートルも届く
んですね。写真では映りこんでいないけれど西武線の駅の上がり口の階段には家
路を急ぐ方だろうに数十名のオーディエンスが人垣をつくり耳を傾けていました。
拍手も温かったですね。発電機も目につかなかったのでギターやベースのアンプは
バッテリーから電源を供給していたんだろうな。
ワシは「うわっ、5弦ベースだ。上手いなぁ〜!格好いいなぁ〜!」と独り言。

たまたま歩いていて、こんな風景に出会うのって“お得”な気分になれるよね。
ストリートでの日常的な音楽風景って街のカラーを形作る上では大事だよね。
一過性のものであっちゃいかんよねと自戒を込めて…(苦笑)。
 すぐに野暮な官憲が飛んできた「道路使用許可はとってるのか?」なんて理由で
排除されてちゃいつまでたっても「音楽の街」にはならんでよ(苦笑)。

 「広場」が「通路」って無茶苦茶で強引な理屈で新宿西口から歌声が消えたのは
何時の時代のことでしたっけ?
 それで新宿を追われた若者たちが中央線沿線の高円寺や吉祥寺に活動拠点を移し
たって説もありますよね。


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