《ダークサイドツーリング東京・築地編》

《ダークサイドツーリング東京・築地編》
市場移転で気懸りだった金属プレートの行方。

旧築地市場の解体工事が現代進んでいますが、大江戸線・築地市場駅A1出口近くの壁に埋め込まれたある1枚のプレートはどうなったんだろうかと心配になり、オイル交換でバイク屋に出かけたついでに築地へと向かいました。

今から65年前の1954年3月1日、米国がビキニ環礁で行った水爆実験で被曝した静岡県焼津漁港所属の第五福竜丸から水揚げされた魚たちが築地に入荷したものの放射能汚染が判明し、約2トンが市場内に埋められました。死者を出した第五福竜丸に限らず1000隻以上が被災したとも云われ、国内では850隻余りの漁船から460トンもの汚染魚が見つかり廃棄されました。世にいう「第五福竜丸事件」とその衝撃です。
ヒロシマ、ナガサキの原爆投下の記憶もまだ生々しい頃ですから日本中が「原爆マグロ」にパニックになったのも当然のことだと思います。
1954年11月に公開された東宝の水爆大怪獣映画『ゴジラ』第1作がビキニ環礁の水爆実験をモチーフに生まれたのはあまりに有名な話です。

その記憶を後世に伝えるために旧市場の塀に埋め込まれたプレートですが、この先のことは不明ですが幸いにも現時点では工事用パネルフェンスに移されて生き延びてはいました。
それにしても、移転問題で旧築地市場内に埋められた被爆マグロのことは殆ど話題にもならなかった気がします。しかも今では埋めた場所さえ不明とも云われています。僕らって本当に過去の大切な出来事を忘れっぽい国民性な気がします。過去の歴史に学ばない国民は将来に於いて再び同じ過ちを犯す可能性ってありますからね。

ダークツーリズムをバイクでやったらダークツーリング!

▼東京都立 第五福竜丸展示館(夢の島)
http://d5f.org/

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