
レポート用紙5~6枚に怪しいラフスケッチとメモ書きをしているのは来年の浜名湖フォークジャンボリー2009に向けた1参加者なりの提案事項みたいなものです(笑)。
「来場者の皆さんに、より楽しんで帰ってもらえるようなフィナーレの演出って何かないかなぁ~?それは翌年のリピーター層につながるかもしれないしなぁ~」とか「出演者数や来場者数といった開催規模とは別に全国的に訴えられるような突出したカラーや特徴ってないかなぁ~?」なんてことを誰にも頼まれもしないのに考えているヒマ人がいるとすれば僕です(笑)。
頭に思い浮かんだことなんて、3歩も歩けば忘れてしまう某県立“高等幼稚園”赤点三冠王だった脳味噌ですから、マメに走り書きでも単語やキーワードを残しておくのは生き残る術とか習性のひとつです。
ラフスケッチの隅には「ギターを持って客席の中へジャカジャカ」、「同一譜面・事前配布・練習」、「“あのスバ”的な平易な曲」なんて意味不明のコメントなども踊っています。
考えるまでもなく、浜名湖フォークジャンボリーの会場には出演者だけでも相当数のギター上手がいます。
この優れた人材をフィナーレでも活用しない手はないと思ったわけです。
数えてみたら僕たち「放課後倶楽部♪」が登場した今年の初日でもザッと見てスタッフと出演者で約40人はギター演奏者です。
たとえ全員にお願いできなくても、半数の20人の方のご協力が願えれば、何か賑やかな演出も可能なような気がしてきました。
僕の頭の中の素案では、フィナーレを演ずるバンドの選定はひとまず置いておいても(実行委員会やスタッフ有志のスペシャル編成のバンドや組織力のある「なんでモール・オールスターズ」的な存在も候補にあがると思いますが…)、ギターと譜面台(そんなのなくても弾ける人の方が多いのかも?)を手に、あの会場の縦横の通路の上から下までの要所要所やステージ前に協力願える20人の弾き手に並んでもらい、ステージよりも近い距離で生音でステージのバンドと一緒に合奏してもらおうという感じです。
つまり、演奏者自らがステージから客席へ降りていく形になります。
それはつまり、ステージの空間が客席まで一挙に広がり、演奏空間が客席を優しく包み込むことにつながります。
客席から見渡せば、10メートル範囲に誰かギターを弾いて一緒に歌っている人がいるって感じでしょうか?ギターに限らず、キーボードやエレキベースの仲間はタンバリンでも手拍子でもギターの仲間と一緒にワイワイと通路やステージ前に笑顔で出かけていけば演出としては最高だと思います。
朝のミーティング風景を思い出せば、両日とも約50~60名のスタッフは会場内にいますし、用事等で残念ながら最後の組まで会場に残れない方がいても、会場には翌日(前日)の出演者や、県西部エリアの顔みしりの演奏家もいらっしゃると思いますから、「なんだ!来てるじゃん。だったら前へ出てこいよ♪」と、どんどんステージ前のスペースなどに誘い出していけばいいと思います。
弾き手に限らす、知人・友人・ご家族を見つけたら客席からひっばり出すのはアリアリです(笑)。知りあいじゃなくても、ノリノリのお客さんがいたら「一緒に前で歌いませんか?」と誘うのは大正解だとも思います。見知らぬ同士が、歌を媒介に一緒に肩を並べて楽しい時間を共有する姿が実現したら最高だと思いませんか?
今回、ステージ前のスペースを実験的に活用させていただいたのも、僕の中では来年への演出の布石の意味もあったんです(笑)。(ほんとかよ?)
この方式を更に一歩推し進める方法論もあります。
「持ち込みギター」です(笑)。
惜しくも選に漏れてしまった方や、「今回はエントリーはしていないけれど、俺も皆の前でギター弾きたい!」って奇特な方には「当日はフィナーレで、○○○○○と○○○○○と○○○○って曲を予定しています。楽譜はホームページにアップしてありますから、ステージ前で一緒に演奏希望の方は是非ギター持参でご来場ください」みたいな事前アナウンスをネット上で試みても面白いかもしれませんよね?(笑)
ステージ前のスペースにギターを肩にした50人とか100人が勢ぞろいしても絵柄的には圧巻かもしれませんし、マスコミ的にも美味しい絵柄になると思いませんか?(笑)
ストロークが揃わなくても、チューニングがズレていたって、それを一体誰が咎めるというのでしょうか?そんなことありえませんよね?(笑)
そこに笑顔があれば全て許される気がします。
そもそも、そんなことを言いだしたら「放課後倶楽部♪」の小池なんてハチャメチャなままステージに立ってしまっているわけですから…(笑)。
勿論、「俺はさ、明日(昨日)の番だけどさ、今日もフィナーレにギターで参加したいからギター持ってきたに♪混ぜて♪」って出演者仲間の助っ人は大歓迎です。
そうなってくると次の課題はフィナーレ曲の選曲ですよね?
これは意見の別れるところでしょうが、シングアウト形式で一緒に歌えるポピュラーな曲がひとつの判断基準でしょうか?
今回も名倉さんが試みた「あの素晴らしい愛をもう一度」や「戦争を知らない子供たち」も直球ど真ん中の当然の候補曲でしょうし、六文銭の「旅立ちの歌」や赤い鳥の「翼をください」や、五つの赤い風船の「遠い世界に」等も当然候補にあがると思います。
フーテナニーを肌で学生時代に体験している吉田カズHFJ事務局長さんなら、どんな曲がシングアウトで過去に取り上げられてきたかも熟知していることと思います。
平成17年のNHK紅白歌合戦で募集した「スキウタ」リクエストで上位にランキングされた曲なども“国民的な歌”として注目してもいいかもしれません。
あの年、「世界に一つだげの花」は紅白でもシングアウトで歌われた記憶があります。
アップテンポな曲に限らず、歌いやすさとか子供から大人までの認知度で「涙そうそう」なども素敵ですよね?坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」や「上を向いて歩こう」なども昭和歌謡ではありますが、お歳をめした世代の方の心にも響く名曲ですよね?
アニソンだって「鉄腕アトム」とかも一緒に歌えるという意味では面白いかもしれませんし、「やっぱり最後はフォークの王道で締めようよ」というのなら、中島みゆきの「時代」や、吉田拓郎やかぐや姫の名曲はゴマンとあると思います。
そんな選曲会議だけで実行委員会は、えらく盛り上がると思います(笑)。
そんな中でも僕は個人的に“話題性”という意味で提起したい必殺の1曲がNHK「ステージ101」から生まれた名曲「涙をこえて」なんですけどね(笑)。えへへっ!
この曲が世界歌謡祭の国内予選みたいな「合歓ポピュラーフェスティバル」でグランプリを受賞してから来年で40年目にあたります。
合歓の音楽祭も仕掛けていたのは我らが地元のヤマハさんです。
NHKの浜松支局にも「ステージ101」はアピール力があるかもしれません。
オリジナルの「涙をこえて」を歌っていたのは「シング・アウト」というズバリな名称のバンドです。色んな方面に引っかけることが出来そうな1曲な気がしています。
「こんなプランはいらない」的に昨年の「やらまいか」では即ボツにされたプランですから、コッチで自由に使えると思いますしね(笑)。
楽譜も「セメントフォーク大全集」に掲載されていましたから入手もOK!
フォーク・ソングとは少し違うのかもしれませんが、よりお客さんへの幅が持てる気もしますし、子供たちの合唱曲としても親しまれてきたので世代を超えた普遍性もあるかなと思っています。
捕らぬ狸の皮算用の小池の悪戯企画は続きます(笑)。

黒猫:「とりあえず、『涙をこえて』でも練習しとくか?」
白猫:「誰も、アンタになんか演奏は頼まないと思うし、そもそもフィナーレのテーマ曲としても
決まってないってばっ!」
黒猫:「……だよね?」(苦笑)
白猫:「それにしても、やる気のないアンタが練習しようと言いだすことが気持ち悪いよ」
黒猫:「やっばり?」(笑)
【YouTube/涙をこえて】
http://jp.youtube.com/watch?v=Gcszzopka_k
【「ヤング101」資料関連サイト】
http://www4.airnet.ne.jp/stage101/
【フーテナニー2008】
http://www.jasoa.jp/hootenanny2008/
【フーテナニー2004】
http://www.jasoa.jp/hootenanny2004/
【「関フォー連」関連サイト】
http://www5b.biglobe.ne.jp/~KW70/sub4.htm
【シングアウトフェスタ2006】
http://www.jasoa.jp/singout2006/
【「翼を広げて」】
http://www.jasoa.jp/singout2006/04.html
【日本シングアウト協会】
http://www.jasoa.jp/