
このVHSは、通称「ハイドパークのローリング・ストーンズ」と呼ばれる「ザ・ローリング・ストーンズ~ハイドパーク・コンサート(THE STONES IN THE PARK)」(1969年)です。
子供の頃から、もう何度観たかわからないくらいに事あるごとに見て楽しんだドキュメント映画です。
曖昧な記憶では、最初にこの映画を見たのはテレビの「11PM」だったような記憶があります。何曜日の「11PM」だったかまでの記憶はありませんが、もしかすると翌日の学校のことを気にせず親にバレないようにイヤホンを耳にさして深夜にチャンネルをあわせたとすれば“土曜イレブン”だったかもなぁ~。
それが小学校高学年だったか中1の頃なんだと思います。
まだ実家が引っ越す前の風景の中で深夜に隠れて見た気がしますので…。
テレビの光が漏れないように、テレビにも座布団とか被せて囲って見たんだと思います。
ストーンズ見たさにピンポイントで狙って見たのか、情報ソースとして土曜イレブンが僕にとって毎週有益だったのか、エッチな番組見たさに好奇心からたまたま「11PM」を見たらストーンズをオンエアーしていたのかは不明です(笑)。
そういった意味では、海外のロック・アーティストの動く姿を初めて見たことになると思います。つまり、僕の場合はビートルズではなく、ストーンズから入ってしまったという幸か不幸かわかんないロック初体験でした(笑)。
53分の短い記録映画ですから、番組の枠の中で全編オンエアーしてくれたような気がします。
次にこの映画に触れたのは、日立のラジカセ「パディスコ」の発売記念で、この映画で全国縦断のフィルム・コンサートがあって、SBSラジオに葉書で申し込んでチケットの抽選に当たり、中学の友達たちと市民会館に走った記憶があります。皆で手分けして申し込んだし、チケット1枚で2名様ご招待だったんだと思います。PTAや学校には内緒だったかも(笑)。
よくチケットを先生に没収されたり、現地で補導されなかったものだと今になって思うと不思議です。
このフリーコンサートの規模に圧倒されました。
スクリーンに映る会場は人、人、人の海でした。
無料ということも手伝ってか25万人だったそうですから、「向こうは凄いんだな」と子供心に思ったものです。痙攣を起こしたような変なアクションで歌う“タラコ唇”の男(ミック・ジャガー)や、金髪の巻き毛の美少年のギタリスト(ミック・テイラー)や、まるで白く顔を塗ったような青白い奴(キース・リチャーズ)、無口そうな奴(ビル・ワイマン)といった印象があります。チャーリー・ワッツもロン毛でした(笑)。
3日前に自宅プールで溺れ死んだ元リーダー、ブライアン・ジョーンズの追悼コンサートになってしまったとはいえ、子供の僕には「元メンバーの人が死んだのか?どんな人なんだろう?顔も名前も知らないよな」と思ったレベルです。
ステージで詩を朗読したり、放たれた蝶がステージ上を乱舞していたり、「悪魔を憐れむ歌」で黒人の祈祷師みたいなダンサーが登場したり、警備なのかナチス・ドイツ型のヘルメットを被った連中が登場したりといったシーンが印象的でした。
ストーンズの新作映画「シャイン・ア・ライト」の公開も12月5日に迫ってきたので、原点購読じゃないけれど、見なおしてみたい1本です。
【映画「シャイン・ア・ライト」】
http://www.shinealight-movie.jp/
【予告編】
http://jp.youtube.com/watch?v=yDHbnF0z4EE
【ザ・ローリング・ストーンズ・ハイドパーク・コンサート関連】
http://jp.youtube.com/watch?v=faEEro38pEA&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=1eMgYX7wceU&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=eYXfgTDWewI&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=CMMg6iBQUeg&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=C4BaSn9EQ-Y&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=sVeLeaul0zQ&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=9o8BCkRIaX8&feature=related