イージー・リスニング過ぎてかジャズ界では評価は低いけれど…

イージー・リスニング過ぎてかジャズ界では評価は低いけれど…


僕たち世代にとってリアルタイムな70年代のジャズといえば、「フュージョン」とか「クロスオーバー」って言葉で語られていた気がします。
そんな中でも最初に聴いたのはデオダードの「ツァラトゥストラはかく語りき」(1972年)でした。
とにかく、ミーハー的に流行っていた曲ですし、僕などはジャズと意識しては聴いてなかったのかもね(苦笑)。曲によっては、かなりラテンでファンキーな感じもあったしね。
シンセサイザーの隆盛とともに、クラシックとの融合めいた試みも沢山ありました。
富田勲さんなども、ドビュッシーを取り上げていましたよね?
バッハをモーグ・シンセサイザーで演奏した「スイッチ・ト・オン・バッハ」(ワルター・カーロス)なんてシリーズのLPもありましたよね?
中学時代に放送委員のT置君が買ってきたので「なんじゃそれ?」と、そのマニアックぶりに驚きました。

このアルバムのタイトル曲にしても、リヒャルト・シュトラウスの曲ですし、アルバムの中にはドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」もあって、中学時代に音楽の授業で習った偉大な作曲家の作品ということもあって、「あの曲を、どうアレンジするんだろう?」なんて素朴な興味もありました。
このLPは「1500円シリーズ」ですから、大学の生協で物色して買ったものです。
生協会員の割引もあったはずですから、1500円から更に値引きもあって、かなりお買い得だったんだと思います(笑)。

レコーディングに参加しているアーティスト名も今になって思えば豪華です。
ベースにロン・カーターとスタンリー・クラーク、ギターにジョン・トロペイ、ドラムスにビリー・コブハム、パーカッションにはアイアート・モレイラ等々の顔ぶれでした。

暗視装置のノクト・ヴィジョンを通した画像のような、印象的なグリーンのジャケット写真も秀逸だったな。

【「ツァラトゥストラはかく語りき」】
http://jp.youtube.com/watch?v=zUcHSCAE-AE
http://jp.youtube.com/watch?v=Lb7rTiP6dnE&feature=related
【「ツァラトゥストラはかく語りき」関連】
http://jp.youtube.com/watch?v=3WsDrcMXqQw&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=1sYnoISYxrc&feature=related
【富田勲】http://www.bmgjapan.com/tomita/


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