▽腰まで泥まみれ / 中川五郎
https://www.youtube.com/watch?v=PBFpp0mQ4xk
https://www.youtube.com/watch?v=uRQMSJb0FwM
https://www.youtube.com/watch?v=GAiX0ttGKg0
▼元ちとせ 『腰まで泥まみれ』MUSIC VIDEO+「平和元年」SPOT
https://www.youtube.com/watch?v=BNC_znB7HuI
元ちさとが万感の想いと願いを込めたと思われるNEWアルバムに収録されていた『平和元年』がリリースされ話題になっています。
収録曲のセレクトの秀逸さは今更触れるべき必要もありませんが、その中にピート・シガーの曲に日本語歌詞を乗せた中川五郎さんの「腰まで泥まみれ」が入っていました。この曲や数ある反戦歌が昨今のキナ臭い政治状況下で再び意味や必要性を持つようになってきたのは残念でしかありません。
▼関西テレビ:反戦フォークに戻った男 中川五郎
https://www.youtube.com/watch?v=3vJutOxNDzk
▼≪西日本新聞≫2015年05月03日
反戦歌、今の方がリアル フォーク歌手 中川五郎さん
http://www.nishinippon.co.jp/nlp/get/article/166731
1960年代後半から、反戦メッセージソングを歌い続けるフォークシンガー、中川五郎さん(65)。オブラートに包んだり、暗喩に込めたりせずに、ストレートな言葉で思いを伝える歌は、日本が「戦争ができる国」になりそうな、危うい気配が漂う今、説得力を持ち始めているような-。
-反戦ソングを今、なぜ、どんな思いで歌ってらっしゃるのでしょうか。
★中川 最初歌い始めたのは60年代後半。ベトナム反戦運動、学生運動が盛り上がっていて、戦争反対とか差別反対とか訴える歌を歌ってました。それが70年(日米)安保(改定)で時代が変わりベトナム戦争も終わって、みんな個人の生活や人間関係を歌うようになる。戦争反対の歌が出る幕はない、使命は終わったと思ってたんですけど、今、当時よりリアリティーを持って歌える実感がある。それは非常に残念で不幸なことなんですけど、国の在り方とか社会の動きが60年代よりひどい形になった。昔よりぴったりくる、しっくりくる感じ。そんな時代は想像もしていなかったんですけども、今はこれまで以上にメッセージソングを歌いたい、という思いがあります。
-歌い続ける反戦ソングは。
★中川 米国がベトナム戦争で泥沼化していく、それを批判してフォークシンガー、ピート・シーガーが作った歌「腰まで泥まみれ」。新宿西口フォークゲリラで歌ったのは2回ほど。60年代後半は主に大阪の地下街の集会でみんなで歌ってました。当時はよその国の歌という感じだったんですけども、今は“一番上に居る人が号令を掛けるままに何も考えずについていって泥沼にはまっていく”ような、まさに僕らの国のことを歌ってる歌だなと。僕らの国が下手すると戦争を起こしかねない、ずるずると行きそうな気がして。
-政権がいう方向に何となく行く、みたいな雰囲気はありますね。
★中川 自分で考えるということをしないのが一番怖い、これは誰かが言ってるとか、何かこういうふうな感じだからって流されちゃっていくのが。そういうのがこれまでになく、大きくなってる気がする。
-サザンオールスターズが紅白歌合戦で「ピースとハイライト」を歌って、権力者を皮肉って、面白かったんですけど、バッシングがあった。
★中川 (その歌は)そういうふうに受け取りたい人は受け取っていいよ、っていう表現なんですけど。ちょっとしたことで言いたいことを言ってる人がたたかれてる現実を見ると、もしかして、自分の思いを歌うということが禁止されたり、つかまったりする、あり得ないと思ってたことが非現実的でないな、というような、恐ろしさを感じるようになってきました。
-他に歌い続ける反戦歌は。
★中川 詩人の山内清さんの詩に曲をつけた「いつのまにか」。いつのまにか戦争が起こってるのが当たり前になってる、という歌。あと、フォークゲリラの集会とかでよく歌っていた「かっこよくはないけれど」(フォーク歌手、マルビナ・レイノルズの歌の日本語訳)。デモをしたり人前で叫んだりするのはかっこが悪いけど行動しないと始まらないよ、という歌。一時期は昔歌っていた歌と思っていたのが、懐メロというのじゃなくて、すごくまた歌いたいという気持ちになったということです。
-「ライセンス・トゥ・キル」も今の時代にはまるというか。
★中川 ボブ・ディランの歌に勝手に歌詞を付け、1年余り前に作った替え歌ですけど、多数を占めてやりたい放題にやっている今の日本の権力者の姿を何人も重ねて歌にしています。おごりたかぶっている人たちを歌った。
-〈男の耳は聞きたいことだけを聞き〉〈ああ どうすれば男の耳を傾けさせられるのか〉とまっすぐ。
★中川 言葉だけは真剣に受け止めると言いながら、いろんな人がいう言葉に誠実に対応しようとしていないから。
-歌詞がやはりストレート。
★中川 僕は持って回った感じでは歌わないので(笑)、僕はまず伝えたいこと、言いたいことがあって、そっから始まる。
▼なかがわ・ごろう 1949年7月25日、大阪府生まれ。ウディ・ガスリーやピート・シーガーら米国のフォーク歌手に影響を受け、60年代後半から歌い始める。「受験生ブルース」「主婦のブルース」など発表。アルバムに「終わり はじまる」など。音楽評論、ボブ・ディランらの歌詞やブコウスキーの小説などの翻訳を手掛ける。90年代後半から歌中心の活動に戻り、近年は年の半分程度はライブで全国を回っている。
▽中川五郎さんのホームページ
http://www.goronakagawa.com/
※中川五郎 ボブ・ディラン ライセンス・トゥ・キル
https://www.youtube.com/watch?v=9dMWe8GvYf0
※いつのまにか 中川五郎
https://www.youtube.com/watch?v=2UP4sC2dEC0
※かっこよくはないけれど 中川五郎
https://www.youtube.com/watch?v=hs6dDo2DYLo※中川五郎「For a Life」_Dig
MusicGazette 03
http://www.youtube.com/watch?v=lmtBLGdbGLM
※ 「We Shall Overcome 大きな壁が崩れる」 中川五郎
http://www.youtube.com/watch?v=gVrKxDl5Lfw
http://www.youtube.com/watch?v=QXsTaeHaDQk
※「一台のリヤカーが立ち向かう」中川五郎
http://www.youtube.com/watch?v=uW6K8RFZvz4
http://www.youtube.com/watch?v=tg9rFyoWY68
http://www.youtube.com/watch?v=sQgEIKKjHmw
http://www.youtube.com/watch?v=xWuQhU4f3KI
http://www.youtube.com/watch?v=pyayUJKLlKc
※中川五郎「一台のリヤカーが立ち向かう」を語る
http://www.youtube.com/watch?v=E1wNbPweLyM
※ 「We Shall Overcome 大きな壁が崩れる」 中川五郎
http://www.youtube.com/watch?v=gVrKxDl5Lfw
http://www.youtube.com/watch?v=QXsTaeHaDQk
※大きな壁が崩れる
http://midiinc.com/cgi/contents/magazine.php?id=826
※中川五郎 高田渡さんの替歌で、、、
http://www.youtube.com/watch?v=zedeSunHunk
※「二倍遠く離れたら」中川五郎 Dig Music Gazette 04
http://www.youtube.com/watch?v=jOi1Tu2B778
※中川五郎「自由についてのうた~ミー・アンド・ボビー・マギー」
http://www.youtube.com/watch?v=m9yRUSUaaRU
※「同じ目の高さで」中川五郎、沖縄、農連市場で歌う。
http://www.youtube.com/watch?v=cMaxhSPOvsg
■元ちとせ ニューアルバム『平和元年』7月22日リリース決定!
元ちとせ ニューアルバム『平和元年』
2015年7月22日リリース AUCL 184 ¥3,000(+tax)
【収録曲】
M1.腰まで泥まみれ 作詞/作曲:ピート・シーガー 訳詞:中川五郎
M2.スラバヤ通りの妹へ 作詞/作曲:松任谷由実
M3.美しき五月のパリ 作者:不詳 日本語詞:加藤登紀子
M4.ユエの流れ 作詞:桐雄二郎 作曲:須摩洋朔
M5.リリー・マルレーン 作詞:Hans Leip 作曲:Norbert Schultze 訳詞:片桐和子
M6.最后のダンスステップ 作詞/作曲:あがた森魚
M7.戦争は知らない 作詞:寺山修司 作曲:加藤ヒロシ
M8.死んだ男の残したものは 作詞:谷川俊太郎 作曲:武満徹
M9.ケ・サラ 作詞:F.Migliacci 作曲:C Pes / J Fontana 訳詞:岩谷時子
M10.永遠(トワ)の調べ 日本語詞:HUSSY_R 作曲:Lady john Douglas Scott
M11.死んだ女の子 作詞:ナジム・ヒクメット 日本語詞:中本信幸 作曲:外山雄三 編曲:坂本龍一
M12.さとうきび畑 作詞/作曲:寺島尚彦
2002年の「ワダツミの木」で社会現象を巻き起こした衝撃のデビューを経て、2014年にはスライ&ロビーとの作品がグラミー賞にノミネートされるなど日本を代表するシンガー・元ちとせ。
2人の子供の母親でもあり、故郷・奄美大島に生活拠点をおき独自のスタンスで活動を続ける彼女が、終戦70年となる2015年、“忘れない、繰り返さない”というコンセプトのもと、「今こそもう1度、平和を真剣に考える年になって欲しい」、という平和への思いをこめたカヴァーアルバム『平和元年(へいわがんねん)』を7月22日に発表する。
2011年8月31日にシングルでリリースされた「永遠(トワ)の調べ」以外はすべて新録作品となり、谷川俊太郎、寺山修司、あがた森魚、松任谷由実らによる作詞楽曲や、中川五郎、加藤登紀子、岩谷時子らが日本語詞を手掛ける洋楽曲まで、全編を通じて、日本語の美しさも感じられるアルバムとなっている。
・・from 元ちとせ・・
戦後60年が経った2005年、過去に戦争があった事を風化させない為にと思い、坂本龍一氏とのコラボレーション曲『死んだ女の子』を発表しました。
戦後70年を迎える今年、『平和を祈る思い』『忘れない、繰り返さないという願い』をシンガーとして歌い継ぎ、母として残して行ければと思い、レコーディングに臨みました。
このアルバム『平和元年』が、平和を思うきっかけになってくれればと思っています。
元ちとせ
▼死んだ女の子 元ちとせ
https://www.youtube.com/watch?v=sXCQitcgvNc
https://www.youtube.com/watch?v=4uzhzTF2LZM
▽小室等 死んだ男の残したものは
https://www.youtube.com/watch?v=Nore8aph9m4